『 鈴木イズム 』

(株)コンパスの代表者がお届けするコラムです。

不動心に勝るものなし

先週は、松井秀喜が所属するヤンキースがワールドシリーズを制したようですね。同じ歳の著名人でもある松井の活躍は本当に嬉しく思います。メジャーリーグに行った日本人の中ではイチローが目立ちすぎていて、日本での活躍に比べると、どこか地味のように思われていた松井。

でも、まわりの雑音にも振り回されること無く、ひたすらワールドシリーズでの優勝だけを目指していた彼のことだから、喜びも尋常ではなかったことでしょう。私は、松井の人としての強さは「不動心」にあると思っています。もちろん、同タイトルの「不動心」という書籍は私も読みました。

松井の定義では、”変えれないことを嘆くよりも、変えれることに全力を尽くし集中すること”だそうです。こんなシンプルで分かりやすい定義は私の中にもスッと入ってきました。そして、いつも逆境に陥ると、この言葉を思い返します。常に、こんな心を身につけられれば、強いものですね。

「素直なとらわれない心(松下幸之助)」と、「不動心(松井秀喜)」の2つの言葉は、時に私を強く救ってくれます。

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店長出て来ーい!

昨日、近所の美容院は21時まで受付しているというので、それまでは仕事してゆったりとした時間を過ごしていました。すると意外にもお店に着く時間が電車の都合で、ギリギリになってしまいそうで、電話で一報を入れました。

「受付は21時までですよね?2〜3分遅れる可能性がありますが、今日しか時間がとれないので、受付お願いしたいのですがいいですか?」と私。するとお店からは、「いえ、遅刻されては受け付けられません」と店。「2〜3分の遅刻も認められないのですか?」と私。「原則としてダメです」と店。

いやいや原則を知っているから、念のためお電話したのだけどね。そこまで厳格に受け付けない理由はあるのかな?たかだかそのために、1人のお客さんを逃すかもしれないのに。結果は、逆に3分前に到着。するとお客は私一人だったのですが、閉店作業中のこんなタイミングでなぜ来るの?と言わんばかりの、スタッフからの冷たい視線。

この時点で私の頭はヒートアップ状態。”てめー!店長出て来ーい!なんじゃその態度は?”と言おうかと思いましたが、自称気の弱い私は、グッと我慢してふてくされた表情で席に座りました。そしてそのまま雑誌を読み込んでしまい、顔を上げてみると、リクエスト以上に短く切られ過ぎ。。。

”もう絶対に許さねー!”って叫ぼうかと思いましたが、自称ジェントルマンの私は何も言わず、(多分)悲しげな表情で帰宅の途についたのでした。だって、値段が安いんだもん。価格と満足度のバランスは難しいものですね。でも、もっと柔軟性を持って、考えながら仕事をして欲しいものだと思いました。

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これなら買いたい

毎週月・水・金曜日に配布される日経MJ新聞で楽しみにしている記事があります。それは、シンプルライフを提唱し、2児の母親でもある「金子由紀子」さんが執筆している”これなら買いたい”というコラムです。主婦目線で欲しいものを仮説で提唱するのですが、これが実にいいのです。

このコラムは、下らないコンサルタントや評論家の話を聞くよりも、ずっと価値があります。ちなみに本日は、「寄付」を選べるお歳暮というもの。お歳暮は欲しくないものを頂くリスクがありますよね。でも、最近は自分で選べるカタログギフト形式が人気になっています。

ところが、単なるモノのギフト品ではなく、コラムで紹介されているのは、「カタログギフトで寄付を選ぶというモデル」。これは、受け取り側がカタログの中から、「寄付先」を選ぶ仕組みになっており、送り手は寄付を統括している事業団体に寄付金を振り込みます。すると、受け取り側には、例えば砂漠の緑化事業の報告書に美しいカードをつけたものなどが送られるという仕組みです。

こんなビジネスモデルを主婦目線で買いたいものとして、分析する洞察力はなかなかのものだと思います。ここで私はひとつ思いつきました。厳選された主婦の方が欲しいと思うものをCGM形式で集めた、”欲しいもの.COM”サイトを作れば、面白いのではないかと。クレームから商品開発のヒントにする「苦情クレーム博覧会」というサイトがありますが、イメージはこんな感じかな。

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やはりコンセプトと哲学だよ!

私は、新規事業などで一番大切なものは何ですか?と聞かれれば、即座に「コンセプトと哲学」と答えます。社内外の指針となるコンセプトと想いや物語が込められた哲学。そのいずれが欠けても成功はありません。

今日は天気が良かったので、散歩がてら、「たまプラーザの東急」ストアまで行って来ました。そこで私好みのショップを発見しました!コンセプトは、「日常の中の非日常」で、ジャムやソースを専門に販売している「Cerfeuil軽井沢」というお店。すごい豊富な品揃えとプリン味のジャムなど個性的な商品群。

帰宅してサイトを見てみると、ジャムやソースのようにパーツとして重視されてこなかった食品に残念なキモチを持ったことから創業したと記述してありました。確かに、何でもない日常の食卓風景もジャムやソースにこだわれば、非日常に変わりますよね。ここにコンセプトと哲学の真髄を垣間見た気がします。

やはりコンセプトと哲学をいかに磨けるか?お題目のように口先だけで商売をしてないか?この点が、地味でも大切なエッセンスのような気がしました。

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最近の朝の言葉

以前、書類を整理していると5年前に作ったあるレジュメが出てきました。我ながらなかなかいいことを書いている。よく見てみると、有限会社から株式会社化した際に記述した「日々の心がけ」というタイトルのもの。私は毎朝、自分の信条を書いたレジュメを読んでから仕事を始めます。

そんなレジュメ「日々の心がけ」を発見してからは、これが毎朝の通読の習慣に加わりました。参考までに、その一説を・・・。

(1)出来ないのではなく、やってないことを反省しろ!
(2)苦しい状況から逃げずに立ち向かう勇気を持て!
(3)苦しい状況に感謝しろ!苦境を脱すれば飛躍しているから。
(4)会った人をいかにプラスにさせるかだけを考えろ!
(5)決めたことは必ずやりきれ!
(6)今日一日、会社にどれだけの利益をもたらしたか考えろ!

(2)と(3)で苦しさへの対処法が二つも出てきていますが、当時は何かと苦しかったのか、精神構造が反映されているようで面白いです。いずれにしろ、私は言葉で人に”気づきと勇気”を提供し、言葉で自分も学び、時には言葉で救われますので、大切にしたい言葉は、毎朝目を通さないと気が済みません。

そんな言葉でスタートした今日も一日、また頑張ろう!健康な体と素晴らしい仲間、そして良き先輩に囲まれているだけでも、充分幸せであることをかみ締めなければいけませんね。感謝感謝!

追記:本日10月度セミナーの申込締切日です!↓↓↓

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ガツンとやられた。

e60530c3.jpg最近、知人に紹介された本を読み終えました。”おい、鈴木!これお前は好きそうだから読んでおけよ。お薦めだよ!”そう言われて、読んでみると、ガツンと後頭部をやられてしまいました。ある種の感動です。

「自分の中に毒を持て」といういかにも私が好きそうなタイトル。そしてこの著者は、芸術家の岡本太郎。「岡本太郎の人生」もまた、波乱万丈で面白いですね。主旨は、いかに常識を捨てた発想ができるか。いかに論理や技術に振り回されずに、自分の情熱を表現できるか。というものでした。

私は、松下幸之助の信奉者ですが、同氏の「素直な捉われない心」というコンセプトとリンクしているようにも思えました。自分に素直になって、ピュアに自分というものを出してみる、ピュアに世の中を捉える。それが人間本来の姿じゃないか!そう説かれているように感じる本です。

日々惰性で生きている方、知識武装して世の中を分かったつもりになっている方、自分自身と対峙できない方、そんな方にお薦めできる本です。哲学的な内容なのに、どこか平易な文体です。私は、これ程人間を洞察し、本質に迫った書籍を読んだことがありません。

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成功は一日で捨て去れ

先週、久しぶりに書店に行ったら平積みにされていた本を手にし、思わず衝動買いしてしまいました。それはユニクロの柳井社長が書かれた「成功は一日で捨て去れ」という本です。偶然にも、発売日だったようで。。。

本の中身は、意外にも退屈でした。成長の軌跡を振り返りながら、淡々と事実を並べていく流れ。それでも私が購入した理由は、中身への期待ではなく、柳井社長の尋常ではない成長意欲と危機意識に触れたかったからです。

タイトルにもあるように、経営に対する危機意識は、これだけ儲かっている会社にしては珍しいのではないかと思うほどのものがあります。トヨタ自動車も絶好調の時から危機意識が高いことでは有名でした。

また、私は本の中で、一番心に刺さった一文があります。それは、「”売れないこと”を前提にして、どうすれば売れるのかだけを考えている」という部分です。売れないことを前提にするなど、頭では分かっていても、発想的にはなかなか出来ないものだと思います。

現在の世の中は、モノが売れない、先が見えないなどネガティブな要因が多く渦巻いています。だからこそ、売れる部分だけではなく、前提条件に充分に織り込んだ上で物事を考えるべきなのです。ここでも成功は一日で捨て去って、物事を捉えなおすという柳井社長の哲学がベースにあるように思いました。


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一気に処分する

昨日、一気に事務所の本棚の本を取り出し、処分するものと保存するものを区分けしました。ところが驚くことに、殆どが”もう読まないや”という書籍ばかり。コレクションとしてはいいのですが、読み返すことが絶対に有り得ないというものを優先的に処分する方向へ。

ビジネス書9割ですが、殆どは時代に合わなくなってきている内容ばかり。また昔は創業者の自伝などもよく読みましたが、今では殆ど読むことがなくなりました。ほぼ松下幸之助関連の本に1本化されてきたようです。モチベーションを上げるよりも、心を磨くという感じでしょうか。

”いつか読むだろう”というものは実際は、殆ど読まず、節目節目には一気に処分することも大切だなぁと感じました。整理整頓の重要性です。これなくして仕事の効率性は上がりませんからね。

処分することによる気持ちの整理と、どこか感じる爽快感。これもまた日々の仕事の中では、有りですね。


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顧客視点でブレークスルーを。

先日、新聞を読んでいてすごい記事を発見しました。なんと、皮膚から出る微量ガスを調べて病気を診断する新型装置をキャノンと国立循環器病センターが開発に着手したというものです。皮膚の表面に装置を当ててガスを検知・分析するものだそうです。これなら血液検査のような痛みが発生しませんね。

私は全く知りませんでしたが、病気によっては微量成分が皮膚から放出されているそうですね。更に記事は続きます。臭覚が優れる犬を使い、がんを発見しようという試みもあるとのことです。この方式だと、患者が痛みを伴わずに病気の診断もできますので、とっても期待がかかるところです。

以前、医療機器メーカーのテルモが”痛くない注射針”を開発したり、DDS(ドラッグデリバリーシステム)と言って、必要な時に必要な患部に必要な量だけを到達させる薬の伝送システムができることで副作用を抑えたりと、顧客(患者)視点での技術開発がどんどん進んできています。

医療技術など興味が全くなかったのですが、特徴的な技術的ブレークスルーの企業事例を頻繁に目にするようになって、顧客視点から医療製品も興味を持つようになりました。顧客視点の技術なら夢のような話も、いつか必ず実現していくことでしょう。技術視点を顧客視点で捉えなおし、ブレークスルーするスタンスはとっても大事なことですね。

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当たり前のことをちゃんとやる。

昨日は、久しぶりにのんびりとした休日を過ごしました。一人で外出、事務所に立ち寄っての書類整理や、お茶しながらの読書など考え事をするには最適な休日。そして夜は久しぶりにオンタイムで「カンブリア宮殿」の放映を観ました。

ゲストは「モード学園の創始者」です。モード学園はコンピュータ総合学園のHALも傘下に抱える専門学校の優です。なんと就職内定率は100%とのこと。専門学校にしては珍しく4年制で、とことん課題を与えて生徒に負荷をかける方式。3回遅刻すれば1回休みと見なし、挨拶も厳しく指導される。

また、講師は全員実務家で構成し、実践的な教育しかしないため、手につけた職は企業から引く手あまたというわけです。色々と言葉の中に教訓はありましたが、やはり授業の方式も、当たり前のことをちゃんとやるというシンプルな原理原則で包まれていたように思います。

色々と創始者である谷氏の哲学も言葉の端々に出てきましたが、決して活気的な経営や教育の手法などあるわけでもなく、当然のことをやり抜いたところに専門学校でNo1になった秘訣があるのだなぁと思いました。何でもないことの積み重ねを日々やるかやらないかしか、成功とはないんだなぁと改めて思いました。

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